実験的行動。オベリニカの原動力。
桜美林大学発の創作系サークルである、当サークルは2022年4月18日に設立されました。
当初は、座談会形式で様々な議題について話し合うのが主なテーマでしたが、次第に我々は「ものづくり」に興味をもったことから、「ゆる文芸」を掲げて創作系団体として再始動しました。
現在では、文芸のみならず、絵や動画、ゲーム制作にも挑戦しています。
すべての活動の原動力は「実験的行動」。当サークル代表のモットーとしてこのことばがあります。
それらが融合したカタチが、今の活動形態「マルチメディア系創作団体」ということなのです。
自分で創る。自分で遊ぶ。自分で考える。
当サークルは、メンバー自らの発想や考えを求め、それを形にしていくための過程を共に歩みます。
「ものづくり」であれば、自ら創りたいものの形をイメージしそれを企画に落とし込む。企画を全体に共有し参加者・創作者を募る。そして、協力しながらイメージを完成像に近づけていく。
当サークルの活動は、メンバー自ら方法を模索し、挑戦していくことに重きが置かれています。
創りたい。その根源的な欲求をあえて深掘りした結果、なにか、他のものにはない特に光るものを探し続けることに意味があると我々は考えています。
もちろん、サークルとして多くの人のためのコミュニティーとなるべく、居心地の良い空間づくりにもこだわっています。
「創る。憩う。考える。」はまさに、サークル・オベリニカの想いがキーワードとなって表れたものです。
サークル・オベリニカ自体は2022年4月18日に設立されましたが、その前身には、当サークル初代代表が友人間で立ち上げた組織があります。
その名を「謳楊想作会」といい、当サークルで行っている文芸、動画、ゲーム、自由に作ろうという気持ちを最大限に発揮できる空間がそこにありました。
そこから紆余曲折あって――例えば2022年頃の初期オベリニカでは「おかしき知にていざ笑わん」といった標語があったり――現在ではイメージ・フレーズとして残っている次の標語「雨上がりの葉桜に 夜明けのラムプが生っている」といったものを用意したり――今、このようにして形になったのにはたくさんの時間と人の影響があったからといえます。
今のサークル・オベリニカはその背景にたくさんの人の関与があること、それは謳楊想作会にあった規約の一部からもよく分かることでしょう。
(目的)第三条 本会は、会員のあらゆる創作活動を推進し、活動を通して個人の経験や考え方を会員内で共有し、会員の生活の質を向上させることを目的に設置する。
メンバー向けに用意されているサークル規約と比べてみてください。最終的には今も昔も考えることは変わらないのかもしれませんね。
企画づくり。面白いことを追求する。
当サークルの創作活動は、個々人が自由にやるスタイルも歓迎していますが、それ以上に複数人で協力して一つの大きなものを創り出すことに挑戦することを推奨しています。
「ものづくり」という一見すると愉快で自由な自己表現の手段は、なにか明確な目的や意味を持たせて深い解釈を受け入れる余地のあるコンテンツにしようとするとたちまち難しくなるものです。
一人の力では到底成し得ないような大きなメディア・コンテンツづくりのためには、「企画づくり」が不可欠です。
サークルという一見すると自由なコミュニティでしかない空間にあえて「真剣な挑戦」ができる空気を取り込むことで、積極的なメンバーを中心に、企画を立て、それに人を巻き込んでいく試みが日々行われています。
面白いことを形にする。
当サークルの企画づくりを補助したり、会議、広報などのサポートをするのももちろんメンバーです。内部組織である運営局のメンバーが中心となって、毎週の活動を考えたり、企画を進めたりしています。
創作者も、運営局員も、あるいはコミュニティの一員として、どのようなメンバーでもサークル・オベリニカが織りなす空気を喜んで受け入れる人々を心から楽しみにして、今日も「面白いことを形にする」ために活動しています。